四阿
家のリフォーム番組を見ていると Afterの極端な変貌振りに驚かされるばかりだが 狭くて日当たりが悪い家には 敢えて増築ならぬ「減築」という手法を用い ベランダやバルコニーを設けて 匠が巧みに日の光を取り入れていることには 特にいつも感服している
因みにベランダは屋根があるもの バルコニーは屋根なしの違いで 漢字では「露台」と訳されることから 「露天風呂」と「野天風呂」を思い起こしたが 「露天」も「野天」も「屋外」を意味するゆえに 屋外にあるならどちらでも間違いではないとのことであった 温泉地で見るその風呂に いわゆる「四阿(あずまや)」風の屋根があって 周囲の景色が溶け込んでさえいればまた情趣を感じる
ただ「野天」は「のてん」と読むが 「野点」と書く場合は「のだて」と読み 屋外で茶を点(た)てることもしくは屋外の茶会のことを言うから こちらは間違えてはいけない
さて 天正15(1587)年10月1日 最高権力者となった豊臣秀吉は 京都・北野天満宮において「北野大茶会」を開催した その趣旨は九州平定と聚楽第の竣工を祝ってのものだったが 庶民の心を掴む意図もあり 茶の湯に関心があれば誰でも参加できたという ここでは「野点」が行われ 秀吉も庶民に茶を振舞ったほか 自慢の黄金の茶室や茶具も披露されたものの 経費などの関係で1日で打ち切られたとのことであった
それまで天正13(1585)年10月に「禁中茶会」を催し 時の正親町天皇に茶を献じた後 天正15(1587)1月には全国の諸大名を呼び寄せ 大坂城で「関白茶会」を開くなど 茶の湯を公式行事に用いたのも 秀吉の政治手腕のなせるところであったようだ
ところで 前回のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」 第20回「茶々の恋」は 京極龍子(鈴木砂羽)の弟・京極高次(斎藤工)に嫁いだ初(水川あさみ)からの 惚気手紙に江(上野樹里)がイラつく中 聚楽第を拠点とした秀吉(岸谷五朗)が勢力誇示のための大茶会を主催して後 大坂城内のいつもの逢引き場所「四阿」で 「秀吉と茶々(宮沢りえ)の恋」が 進展するというラブストーリーの乗りであったが また「誰が一体主演なのか!」 と タイトルの名を一瞬忘れさせるような流れであった どうも鈴木保奈美のナレーションも相変わらず冴えないし ともかく主人公・江の本筋に行きつくまでに 何故こう時間を要しているのだろうか
もっとも秀吉の行った政策やイベントが前後しているが 大筋は茶々が側室・淀殿となった天正16(1588)年頃の想定で その翌年には鶴松という男の子が産まれ 秀吉は後継者に指名することになる
またもや女性視聴者の支持を訴えた内容で 関東地区視聴率は19.0%と持ち直したが 6月になって徳川家康(北大路欣也)の三男・秀忠(向井理)が登場してくれば 徐々に上昇する匂いが漂ってくる
+++++<posted by kibaddo>++++++++++






































