剣呑
10年に一度くらい 急にアガサ・クリスティのミステリーが読みたくなり 本棚の奥から古びた文庫本を引っ張り出して読み出すと 何故かNHK-BSプレミアムでポアロを放映し始めたりする このような時 これまでは大体身辺に変化が起こる前兆となることが多かったが 今度は何と 買って1年半しかならないTVが 理由不明なるも電源ランプが点滅し マニュアルによると安全装置が働いたとかで操作不能となってしまった
量販店の5年保証とやらがついていたからまだよかったものの しばらく自室でTVを見ることもできなくなり 反って読書に精出すことになった
ともあれ クリスティの小説は 大筋は何となく思い出すものの文体にあまり記憶がない 大勢の人物が登場するせいもあるが やはり訳文ゆえ 日本語の表現として馴染みが薄い部分を 読み飛ばしている点に原因があるのかもしれない もっとも訳された時期も古いだろうから文体はともかく 単語にも最近では聞きなれいものが使われており 今はスマホで簡単に調べられるからいいようなものの 従来は漢字の意味から何となく感じ取るに過ぎなかった
そうした中 今回特に気になったのは「剣呑」という単語で 「けんのん」と読み 危険不安なさまをあらわす意味となる 「剣難」から音変化したとのことで 語源は「剣」の危険性から派生したのかも知れぬが 「呑気(のんき)」の「呑」が使われているのは不思議である
さて 剣と弓が主たる武器だったのが NHK大河ドラマ「平清盛」の舞台である平安末期の頃だ 第6回「西海の海賊王」はその戦闘のスペクタクルが楽しめるものと期待していた が また裏切る内容であった
前々回の終盤の場面から 海賊船に戦いを挑んで撃破するものとばかり思っていたら 平清盛(松山ケンイチ)の乳父が負傷で一旦撤退した後 高階通憲(阿部サダヲ)と清盛が小船で敵状視察に行って捕えられ 平忠盛(中井貴一)が討伐するものの 清盛が 海賊の棟梁・兎丸(加藤浩次)と斬り合いらしきものを見せたのは一場面だけで 清盛の説得に兎丸は折れてしまうという 他愛ない流れであった
この頃の年齢が合致するのかは不詳だが むしろ東国に旅する源義朝(玉木宏)と由良姫(田中麗奈)との出会いや 御所における璋子(檀れい)と得子(松雪泰子)の対立のほうが興味を引いたかも知れない
ともかく視聴率はどのようにして算出されるのかは知らないが おそらく途中でチャンネルを切り替えた人も多かったのだと思うのは 関東地区視聴率が13.3%と 昨年の「江(上野樹里主演)」で 8/4に記録した最低視聴率13.1%にもう近付いてしまったからだ
+++++<posted by kibaddo>++++++++++















